レッド瑪瑙(めのう)


英名/Red Agate  和名/赤瑪瑙
硬度/7
産地/アメリカ、インド、ブラジル

アゲートは微細な石英の結晶が集まってできた石で、カルセドニと基本的に同鉱物ですが、色むらが少なく一定のものをカルセドニ、縞などの模様が存在するものをアゲートと呼んでいます。アゲートは微細な石英の結晶の集合体なので目に見えないくらいの小さな穴が無数に存在し、その為イオン溶液を浸透させて焼き付ける 染め方でとても美しく染まります。中には驚くほど美しく、芸術的に染まったアゲートも存在します。
パワーストーンとしての力は染めや加工がされると弱くなると思われている方も多いようですが、一概にそうとも言えず、染めた方がその石の特性が出やすいという場合もあります。染め方にはよりますが、アゲートは染めた方がエネルギー特性がはっきりする石の代表的存在です。
古くから人為的な着色が行われてきました。
石器を作る際に、原石を焼きなますという加工をする中で、偶然に赤く発色するものが発見されました。現在では石の組織上の微細な隙間に金属イオンを染みこませ、加熱処理をすることで、より鮮やかな色に着色されています。
アゲートが持つ「絆を強める力」はもちろんのこと、着色処理を行う際の薬液中に含まれたイオンが、加熱されることで目覚めた力がプラスされています。
名称の由来/
条痕/
明度/
光沢/
劈開/
断口/


生命力を高めるエネルギーを持ち、血液に力を与えると言われることから、子宝のお守りとしても知られています。

 

 

アンデシン


英名/Andesine  和名/中性長石
硬度/6~6.5
産地/オーストラリア

ブラジオクレース「斜長石」の一つで安山岩質溶岩や角閃岩などの中性」火成岩や多くの変成岩中に生成します。カルシウムの多いアルバイト「曹長石」のほぼ中間に位置する鉱物。
三斜晶系に属する卓状の結晶体で見られ、双晶のものも多く発見されています。塊状、緻密、粒状などで産します。色は白、灰、ピンク色があります。
アメリカ、コロンビア、アルゼンチン、ノルウェー、イタリア、ドイツ、インドなど各地で産出しますが宝石種となるものは多くありません。
名称の由来/産地のアンデス山脈
条痕/白色
明度/透明から半透明
光沢/新しい結晶面はガラス光沢
劈開/
断口/


洞察力や直感力に恵まれる石と言われ、古くからお守りとして用いられたとされています。
感情の高ぶりを抑えて、冷静で沈着な考え方となり、粘り強く一歩ずつ進む根気と勇気を与えてくれると言われています。
災いを退け、危険なものには近づかないように予知する力も養われるそうです。
血液の流れを規制し、歩行に障害をもたらす病気や高血圧症の治療に用いられたようです。

 

ロードクロサイト(インカローズ)


英名/Rhodochrosite  和名/菱マンガン鉱
硬度/3.5~4
産地/ペルー

重要な炭酸鉱物の一つです。カルサイト「方解石」とは類質同像です。
金属鉱脈の脈石をなしたり、局部的に濃集して炭酸マンガン鉱として利用されます。
六方晶系の菱面体に結晶するのが典型的ですが、六角錐状も見られます。
色は美しいピンク色やローズ色、紅赤など、別名「インカローズ」とも呼ばれています。
古くからインカ人によって「ピンク色のバラ模様を呈した真珠」として大切にされてきたと伝えられています。

名称の由来/ギリシャ語でバラの意味rhodonと色の意味chrom
条痕/
明度/透明ないし不透明
光沢/ガラス光沢か真珠光沢
劈開/菱面体(三方向)に完全
断口/不平坦状


愛・夢・清浄を説く鉱物とされ、持つ人を豊かな愛情で包んで、心に受けた傷を癒す働きがあると言われています。
バランス調整にも最適な石で、自己の意識と宇宙、大地の力を提携させ、それらを浄化してより高度なものへと導く力があるとされています。
内分泌線の働きを助けてホルモンのバランスを整え、またうつ病の症状を改善する力もあると言われています。

 

 

クンツァイト


英名/Kunzite 和名/リチア輝石
硬度/6.5~7
産地/ブラジル

スポデューメン「リチア輝石」のピンク色のものを言います。
花崗岩質ペグマタイト中にレピドライト「リチア雲母」、エルバイト「リチア電気石」などのリチウム鉱物とよく共産します。
単斜晶系に属したかなり大きな結晶や塊状で見ることができ、柱状結晶の場合は垂直軸に平行な条線や溝があることが多く、劈開性の塊として産出したりします。
名称は、アメリカの宝石の権威者Kunz博士の名前にちなんで命名されました。また、1902年にアメリカのカリフォルニア州で最初に発見されたために、別名「カリフォルニア・アイリス」とも呼ばれています。
無限の愛、自然の恵み、純化された存在を表す鉱物とされています。
名称の由来/アメリカの宝石の権威者Kunz博士の名前にちなみ
条痕/
明度/透明から半透明
光沢/ガラス光沢
劈開/完全
断口/不平坦状


純粋さを貫き、肉体と精神、感情のバランスを保って安定させ、様々なものを浄化する力があるとされています。
愛と平和に満ち溢れた空間の中に身をおくような、繊細かつ雄大な気持ちになれるように導く力があるとされています。
心臓や動脈など血管を強化して血液の流れをよくし、体中に酸素を行きわたらせる働きがあるとされています。

 

モルガナイト




英名/Morganite 和名/モルガン石
硬度/7.5~8
産地/ブラジル

ベリル(Berly)「緑柱石」もピンク色、淡赤紫色のものを言います。
ペグマタイトや花崗岩、一部広域変成岩中に、クォーツ「石英」などを伴って産出します。
六方晶系に属した六角柱状の結晶体でみられる他には、塊状や緻密、円状柱の晶癖をもつものもあります。
この鉱物がピンク色を示すのは、含有されたマンガンの作用によるもので、他にも微量のセシウムを成分としているために他のベリル類よりも屈折率、比重が高くなっています。
別名、ローズ・ベリル、ボロビエバイトとも呼ばれています。

名称の由来/宝石学のクンツ博士が宝石愛好家のJ.P.Morganの名前にちなみ
条痕/白色
明度/透明ないし半透明
光沢/ガラス光沢
劈開/不明瞭
断口/不平坦状から貝殻状


愛情、清純、優美を象徴する鉱物とされています。
独自に養われた洞察力と鋭い直感力で物事の真実性を見極める力を養うと言われています。
思いやりのある気持ちと知恵を与え、思考を明晰にして無意識的な恐怖心を解消する力があるとされています。
古くは心臓と肺の病気の治療に用いられたとされています。
呼吸器系の不調を改善する力があるとされています。

 

 

ピンクオパール




英名/Pink opal 和名/蛋白石
硬度/5.5~6.5
産地/オーストラリア

 

非晶質で珪酸の微球状粒子の立体配列で、地下に沈んだ砂層が珪酸分を含む温水の作用でオパール化したもので、低温でゆっくりできたために透明度は低く変彩も少ないです。
色は乳白、赤、黄、灰、緑、黒色などがあります。
古代民族はこの石に魔術的な力があると信じ、またその輝きから希望を象徴し、幸せを招く「お守り石」として崇拝したと言われています。
オパールの中でも表面のマットなピンク色「ピンクコモンオパール」は、幸運感を高め、魅力を引き出す「愛され石」と呼ばれる鉱物です。

 

名称の由来/
条痕/白色
明度/
光沢/ガラス光沢、樹脂光沢、真珠光沢
劈開/なし
断口/貝殻状


一途な気持ちや自立心を育みます。女性ホルモンのバランスをサポートし安産や子育てのお守りにも!
霊的能力、直感力を高め、意識を向上させる効果もあるそうです。
古くは眼病の治療に用いられ視力を回復して、心臓、肺、血液の不調を改善する力があると伝えられています。

 

 

トルマリン




英名/Tourmaline 和名/電気石
硬度/7~7.5
産地/ブラジル

 

成分元素の入り混じった複雑な碓珪酸塩鉱物のグループ名でその主成分差によって分類。
・ドラバイト「苦土電気石」
・ウバイト「石灰苦土電気石」
・エルバイト「リチア電気石」
・ショール「鉄電気石」
・リディコタイト「リディコート電気石」
名称は、和名はこの鉱物の結晶が上端と下端で異なる異極晶で、加熱すると(+)(-)に帯電することから命名されました。
古くから様々な民族の間で儀式や祈祷、占いの際や、いろいろな病気の治療薬として用いられたようですが、この鉱物名がヨーロッパで認識されたのは18世紀以降で、例えば、哲学者ジョンラスキンの著書では、その化学構造の複雑さに「トルマリンの科学は宝石のつくりというより中世の錬金術師の処方箋に近い」と言わしめています。

 

名称の由来/スリランカのシンハリ語のジルコンの呼び名turmali
条痕/
明度/
光沢/
劈開/
断口/


衰弱した精神を強化して身体の活性化を図り、集中力、感受性、理解力を高める効果があるとされています。
内分泌系のバランスを整えて肥満を解消し、体組織細胞の再生を促すと言われています。
喉の不調を改善する力があると言われています。

 

 

ガーネット




英名/Carnet 和名/柘榴石
硬度/種類により異なります
産地/種類により異なります

 

珪酸塩鉱物の糖質同像のグループの名称で、鉱物学的には14種類の鉱物に分かれますが、ここでは6種を。
・グロッシュラーライト「灰ばん柘榴石」
・パイロープ「苦ばん柘榴石」
・アルマンディン「鉄ばん柘榴石」
・スペサルタイト「満ばん柘榴石」
・アンドラダイト「灰鉄柘榴石」
・ウバロバイト「灰格柘榴石」
等軸晶系の二十四面体や十二面体、その両方が合わさった三十六面体の結晶で発見され、「天然のカット宝石」と言っても過言ではありません。
古代エジプト、ギリシャ、ローマで宝飾品はもとより、寺院、教会の窓などにはめ込まれたりして使われ、ノアの方舟の伝説では、この石を明かり代わりに吊り下げたと言われています。

 

名称の由来/形が柘榴の果実の中の粒に似ているところからラテン語で種子の意味granatus
条痕/
明度/
光沢/
劈開/
断口/


古くはカルブルクルス「燃える石炭」と呼ばれ、身を守り、優れた治療薬として用いられた最も古い宝石だと言われています。
持つ人に変わらぬ愛情が保証され、忠実さや貞節を守る力があるとされえています。
血液の循環を良くして心臓病の治療に用いられ、また、体内の毒素を排除する力があると言われています。

 

 

ルビー




英名/Ruby 和名/紅玉
硬度/9
産地/アフガニスタン

 

酸化アルミニウム鉱物のコランダム「銅玉」のうちで赤色のものを言います。
霞石閃長石や接触鉱床、変質岩中など、高温で変成作用を受けた岩石中に産出します。
六方晶系に属した六角柱状、板条、両錐状、菱面体の結晶を作ります。この赤色は含有された参加クロムの作用によるものです。
この鉱物の中にスターの出るものもあり、内部にルチル「金紅石」の微小結晶が含まれているために生じたスター効果によるものです。

 

名称の由来/ラテン語で赤の意味rubeus
条痕/白色
明度/透明ないし半透明
光沢/ガラス光沢
劈開/なし(底面と菱面体方向に裂開があり)
断口/貝殻状


この鉱物の示す真っ赤な色を不滅の炎に例えて、不死身の力を授け、情熱や深い愛情に恵まれると記述されています。
論争や議論で成功を収め、戦場においては敵を破る「お守り石」として崇め用いられたと伝えられています。
心臓を強化して血液の循環をよくし、低血圧を改善する力があるとされています。
発熱を抑える効果もあるそうです。

 

 

ロードナイト




英名/Rhodonite 和名/バラ輝石
硬度/5.5~6.5
産地/ブラジル

 

珪酸マンガン鉱物で以前はパイロクシーン「輝石」属するとされていたために和名をバラ輝石と言いました。その後違うとわかりましたが、そのまま普及しています。マンガンに富む変成岩や交代変成作用を受けた堆積岩であるスカルンや大理石、特に不純物を含む石灰岩中などに生成します。
三斜晶系に属する丸みを帯びて稜のある大きな結晶体で発見されることもあります。また、緻密な塊状でもみることができます。
色は普通淡紅色か深紅色ですが、帯褐赤色のものもあります。また、マンガンの含有量が多いものは黒い葉脈があります。

 

名称の由来/この鉱物の色からギリシャ語でバラの意味rhodon
条痕/白色
明度/不透明ないし半透明
光沢/結晶はガラス光沢、劈開面は真珠光沢
劈開/二方向に完全
断口/貝殻状から不平坦状


愛情あふれる良き人間関係を築きたい時に用いる効果的とされる鉱物。宇宙の永遠性と不変性に気付き、生まれ持った霊性をより高めて自己の意識と連携させ、より高いものへと導く力があると言われています。
心身のバランスを保って不安や恐怖から心を開放し、潜在する能力を引き出す力があるそうです。
細胞の再生を促す働きがあり、関節及びそれに伴う筋肉などの不調を改善する力もあると言われています。