ラリマー




英名/Larimar
硬度/4.5~5
産地/ドミニカ共和国

ドミニカ共和国産の青く美しいペクトライト「曹珪灰石」を言う現地名。
玄武岩質の溶岩の空洞にヘランダイト「輝沸石」やフィリプサイト「灰十字沸石」などの沸石鉱物と共産します。
三斜晶系に属した針状結晶体が放射状に集合したものや繊維状構造からシャトヤンシーを示すものがあります。また、よくブドウ状で発見されることもあります。
色は、青色や帯緑、明るいブルーがあります。
硬度のわりにはこの石には粘り気があり、研磨するには高度な技術を必要とします。
名称の由来/
条痕/白色
明度/半透明
光沢/ガラス光沢ないし絹糸光沢
劈開/一方向に完全
断口/不平坦状


愛と平和を表す鉱物とされいます。
心の奥に隠された怒りの感情を鎮め、自己の間違った観念の束縛から解放されるように力を与えてくれると言われています。
持つ人に変わらぬ平穏と友情を授け、いたわりの気持ちをもって物事に対処できるよう導く力があるとされています。
骨折やひびの治療に用いられたり、不眠症や神経の病気に用いられたと言われています。
毛髪のトラブルを改善する力もあると言われています。

 

 

ラピスラズリ




英名/Lapis lazuli 和名/瑠璃石
硬度/5~5.5
産地/アフガニスタン

 

ラズライト(Lazurite)「青金石」の宝石名で、古来から世界中の人々に珍重されて続けてきた鉱物。また、「群青」「空青」と称され紺青色の貴重な絵の具でもありました。
熱変成を受けた石灰岩中に生成しよくバイライト「黄鉄鉱」やドロマイド「苦灰石」と共産します。
等軸晶系の十二面体か八面体、六面体の結晶を作りますがごく稀に塊状や緻密な晶癖をもちます。
色は特有の紺青色の他に天青色や緑青色があります。
この鉱物は、メソポタミアのウルの墓群からの出土品に見られることから、5000年から6000年の歴史をもつ、最も古い石の一つとされ、世界各地のいたるところで「聖なる石」として用いられてきたと言われています。
特にエジプトでは、普遍的な真理を象徴する最高の力を秘めた護符とされていました。
多くの薬効が認められる石として、崇められたとされています。
日本でも、瑠璃石と呼ばれて、昔から水晶と同様に「幸福のお守り石」として広く人々に愛好され、その効果も多岐にわたって認めらているそうです。

 

名称の由来/ペルシャ語で青色の意味のlazwardと、石の意味のlapis
条痕/淡青色
明度/半透明
光沢/鈍い光沢
劈開/ない
断口/不平坦状


視力を回復させると言われています。
心臓と脈拍の安定を促すと言われています。
甲状腺の不調を改善する力があるといわれています。

 

 

カイヤナイト




英名/Kyanite 和名/藍晶石
硬度/4.5~5
産地/メキシコ

 

礬土質の方岩中に産出する珪酸アルミニウム鉱物で、アンダリュサイト「紅柱石」、シリマナイト「珪線石」とは同質異像です。
三斜晶系の刃状結晶や柱状結晶、卓状結晶体などでよく見られ、他は繊維状でも発見されます。
色は、この鉱物特有の色とされている藍青色で、他には帯緑、白色も見られます。

 

名称の由来/ギリシャ語で青色の意味のkyanos、和名はこの鉱物が結晶しやすいことから藍晶石
条痕/無色
明度/透明ないし半透明
光沢/ガラス光沢
劈開/完全
断口/不平坦状


従順、適応、清浄を表す鉱物とされています。
肉体と精神のバランスを保って各々を提携させ、一つの大きな力にして体中を満たすように導く力があると言われています。
直感力、洞察力を高め冷静を養い、創造力、表現力を豊かに保つ働きがあると伝えられています。
脳下垂体、甲状腺、生殖腺などの内分泌作用を高め、身体の発育、新陳代謝を活発にする力があるとされています。

 

 

クリソコーラ




英名/Chrysocola 和名/珪孔雀石
硬度/2~4
産地/メキシコ

銅鉱床の変質帯中にマラカイト「孔雀石」、アズライト「藍銅鉱」、キュープライト「赤銅鉱」とともに生成します。
単斜晶系に属する針状の微小な結晶をつくり、放射状や緻密な集合体を形成します。塊状や土状、微晶質、ぶどう状のものがあります。
色は純粋なものは青ですが、不純物を含んで褐色や黒色になるのもあります。単独では多く見られず、質も脆いのですが、クォーツ「石英」が浸み込んで固化されたものは硬度7となり、宝飾用に加工も可能となりました。これをアメリカではジェムシリカと呼んで珍重しています。
古来の宝石師が金つなぐのに、この鉱物を使っていたそうです。

名称の由来/ギリシャ語で金の意味cheysoと膠(にかわ)の意味kolla
条痕/白色
明度/透明から不透明
光沢/ガラス光沢から土状光沢
劈開/
断口/


繁栄、幸運、仕事の成功を象徴する石と言われ、情緒を安定させて、何事にも愛をもって対処できるよう導く力があるとされています。
美的感覚に訴える力が強く、芸術関係に携わるときに持つとよいとされています。
膵臓や肝臓にかかわる病気の治療に用いられ、筋肉を増強する力があると言われています。

ターコイズ




英名/Turquoise 和名/トルコ石
硬度/5~6
産地/アメリカ

 

名称が色の名前(ターコイズ・ブルー)にも使われるようにその美しい空色が特徴とされる鉱物です。
含有された銅の作用によるもので、鉄に置き換わることができます。
ちなみにこの鉱物は、組成がFe>Cuになると緑色のチャルコシデライト「鉄トルコ石」に銅の代わりに亜鉛が主成分になるとファウスタイト「ファウスト石」になります。
三斜晶系の微小結晶で発見されるのは稀で、多くは塊状や腎臓状、皮膜状で産出します。
古代インカなどの財宝の中からこの鉱物が発見されていることから人類とのかかわりの最も古い石の一つだと言われています。
この鉱物の最上質のものを産出するペルシャ(現在イラン)では、約6000年前より採掘されていたとされ、古代エジプトの初期の墳墓や古代インカなどの財宝の中からこの鉱物の装飾品が発見されていることなどから、人類とのかかわりの最も古い石の一つだと言われています。

 

名称の由来/色の名前(ターコイズ・ブルー)にも使われるようにその美しい空色
条痕/
明度/結晶は透明
光沢/結晶は樹脂光沢をもち、塊状のものは鈍い光沢
劈開/良好
断口/貝殻状ないし不平坦状


「アラビア鉱物書」には「目の粉末薬混合するといっそうよく目に効く」と記述されています。
「勇気とやる気をつけ、邪悪なものや迫りくる危険から身を守る力がある」、「旅の守護石となる」などとされています。
古くは視力を守る力があると言われています。
肝臓や胆のうの機能を強化する働きがあるといわれています。

 

ソーダライト




英名/Sodalite 和名/方ソーダ石
硬度/5.5~6
産地/ブラジル

 

ソーダライト・ブルーに属する鉱物で霞石閃長岩のようなソーダ分に富んでいて珪酸に比較的乏しいアルカリ火成岩の初成鉱物して産出します。等軸晶系に属した斜方十二面体の結晶で発見されることもありますが、多くは塊状や同心円状の塊状で見られます。
色は濃青、無色や黄、灰、帯緑、帯赤色があります。
濃青色の塊状石は、同じグループの中の鉱物ラピス・ラリズと平行した歴史をもつ鉱物と言われています。
古代の墓では、本来ラピスラズリがあるべきところにこの鉱物が発見されています。

名称の由来/
条痕/無色、ごく稀に透明
明度/半透明ないし不透明
光沢/ガラス光沢から油脂光沢
劈開/一方向に明瞭
断口/不平坦状から貝殻状


古代エジプトでは「悪霊を祓い、邪悪なものから身を守る石」として崇拝され、僧侶たちの間でよく使用されていたと言われています。
恐怖心や心の混乱を鎮め、強い意志と鋭い直観力にも恵まれるようになると伝えられています。
理性的な行動がとれるよように導く力があるそうです。
古くは眼の病気の治療に用いられたと言われています。
新陳代謝を活発にして解毒作用もあると言われています。

 

 

アイオライト




英名/Iolite 和名/菫青石
硬度/7~7.5
産地/インド

 

鉱物学上では「コーディエライト」と言い、鉱物研究者でフランスの地質学者のP.L.A.Cordierの名前にちなんで命名されました。
花崗岩質の岩石中や安山岩の孔隙中、接触粘板岩中または結晶片岩中などの火成作用の産物として見られる鉱物。
斜方晶系に属した短柱状結晶体や双晶、塊状などで発見されます。
色は紫青、青、帯青色など濃淡各種の青色を示しますが、90°方向を変えると軸色が菫色に変色する多色性という性質が顕著にみられる鉱物です。多色性の原因を作るのは、結晶に含まれている鉄の作用によるものです。そのためアイオライトの名称もに由来しています。
その昔、バイキングはこの鉱物を航海の際に携え、日光に向けて回すと色が変わるという特性を利用して、羅針盤の方角を算定するのに使用していたそうです。
別名「海のサファイア」とも呼ばれていたそうです。

 

名称の由来/・コーディエライト:鉱物研究者でフランスの地質学者のP.L.A.Cordierの名前
・アイオライト:紫色の意味ionと石の意味lithos
条痕/
明度/
光沢/
劈開/


目標にむかって正しい方向へと前進を促し、霊的能力を高める働きがあると言われています。
目や歯茎の病気の治療などに用いられていました。
余分に蓄積してしまった体脂肪を減らす効果がると伝えられています。

 

 

アクアマリン




英名/Aquamarine 和名/藍玉
硬度/7.5~8
産地/ブラジル

 

ベリル(Beryl)「緑柱石」の一種で、淡い青色から深い青色までの海水青色のものを言います。
ペグマタイトや花崗岩、一部の広域変成岩中に生成し、六方晶系に属する長柱状結晶体や短柱状結晶体などで発見されます。
この鉱物の青色は、中に混入された鉄元素(Fe)の作用によって着色されたもので、
産出原石のほとんどは、緑色味を除いて良い青色とするための色改善の熱処理が行われます。

名称の由来/ラテン語で水の意味の「aqua」と、海の意味の「marinus」
条痕/白色
明度/透明または半透明
光沢/ガラス光沢
劈開/不明瞭


持つ人の精神を鎮めて、穏やかで平和な気持ちに導くと言われています。
幸福、健康、富を象徴して幸せな結婚をさせ、夫婦を和合させる力もあると伝えられています。
目の不調の改善や視力回復を図り、リンパ腺およびリンパ管の病気の治療に使用されました。
歯の強化にも用いられたそうです。

 神話では 
「海底の美しい海の精の宝物が、浜辺に打ち上げられている宝石になった」とされています。
古くは古いローマの漁夫たちが、海難防止と「豊漁の石」としてお守りにしていました。
職人たちは指輪やイヤリングなどの装飾品を作り、エジプト王家の墓からはアクアマリンで作られた数珠が発見されています。