クリソコーラ




英名/Chrysocola 和名/珪孔雀石
硬度/2~4
産地/メキシコ

銅鉱床の変質帯中にマラカイト「孔雀石」、アズライト「藍銅鉱」、キュープライト「赤銅鉱」とともに生成します。
単斜晶系に属する針状の微小な結晶をつくり、放射状や緻密な集合体を形成します。塊状や土状、微晶質、ぶどう状のものがあります。
色は純粋なものは青ですが、不純物を含んで褐色や黒色になるのもあります。単独では多く見られず、質も脆いのですが、クォーツ「石英」が浸み込んで固化されたものは硬度7となり、宝飾用に加工も可能となりました。これをアメリカではジェムシリカと呼んで珍重しています。
古来の宝石師が金つなぐのに、この鉱物を使っていたそうです。

名称の由来/ギリシャ語で金の意味cheysoと膠(にかわ)の意味kolla
条痕/白色
明度/透明から不透明
光沢/ガラス光沢から土状光沢
劈開/
断口/


繁栄、幸運、仕事の成功を象徴する石と言われ、情緒を安定させて、何事にも愛をもって対処できるよう導く力があるとされています。
美的感覚に訴える力が強く、芸術関係に携わるときに持つとよいとされています。
膵臓や肝臓にかかわる病気の治療に用いられ、筋肉を増強する力があると言われています。