アクアマリン




英名/Aquamarine 和名/藍玉
硬度/7.5~8
産地/ブラジル

 

ベリル(Beryl)「緑柱石」の一種で、淡い青色から深い青色までの海水青色のものを言います。
ペグマタイトや花崗岩、一部の広域変成岩中に生成し、六方晶系に属する長柱状結晶体や短柱状結晶体などで発見されます。
この鉱物の青色は、中に混入された鉄元素(Fe)の作用によって着色されたもので、
産出原石のほとんどは、緑色味を除いて良い青色とするための色改善の熱処理が行われます。

名称の由来/ラテン語で水の意味の「aqua」と、海の意味の「marinus」
条痕/白色
明度/透明または半透明
光沢/ガラス光沢
劈開/不明瞭


持つ人の精神を鎮めて、穏やかで平和な気持ちに導くと言われています。
幸福、健康、富を象徴して幸せな結婚をさせ、夫婦を和合させる力もあると伝えられています。
目の不調の改善や視力回復を図り、リンパ腺およびリンパ管の病気の治療に使用されました。
歯の強化にも用いられたそうです。

 神話では 
「海底の美しい海の精の宝物が、浜辺に打ち上げられている宝石になった」とされています。
古くは古いローマの漁夫たちが、海難防止と「豊漁の石」としてお守りにしていました。
職人たちは指輪やイヤリングなどの装飾品を作り、エジプト王家の墓からはアクアマリンで作られた数珠が発見されています。