ペリドット



英名/Peridot 和名/橄欖石
硬度/6.5~7
産地/アフガニスタン

ペリドットは宝石名で、鉱物学ではオリビンと言います。フォルステライト「苦土橄欖石」やファイアライト「鉄橄欖石」があり、宝石用は通常12~15%の鉄の含有があります。火成岩の成分やその接触鉱物として産出されます。
斜方晶系の扁平結晶体ではっけんされることもありますが、多くは塊状や粒状、砂状で見られます。
色は含有された微量のニッケル分や鉄分の作用により黄緑、緑、帯褐緑色を示します。
古くは3500年前の紅海のセントジョン島(エジプト)から発見された鉱物で、当時はトバゾス(topazos)と呼ばれていたそうです。
古代エジプトでは、この石の中に見られる黄金色を国家の象徴の太陽神に見立てて崇められたとされています。
また、一説には金と一緒にしたものを護符とすると、夜の恐怖を取り除いて悪霊から身を守る効果があると言われていました。

名称の由来/
条痕/無色
明度/半透明から透明
光沢/ガラス光沢
劈開/不完全
断口/貝殻状


豊かな知恵と分別で夫婦の和合を図り、また、ストレスを軽減して内的に美しく輝かせる力があると伝えられています。
古くは痔の治療に用いられたとされてきました。
肝臓や膵臓などの不調を改善して、筋肉を強化する力があると言われています。

 

 

2017年5月18日 | カテゴリー :