ブラッドストーン



英名/Bloodstone  和名/血石
硬度/7
産地/インド

ジャスパー「碧玉」の一種で、酸化鉄などが含まれているために、暗緑の地に赤色の斑点が入ったものをいいます。ジャスパーとは各種の色の不透明の潜晶質石英の総称で、アゲート「瑪瑙」、カルセドニー「玉髄」と全く同種ですが、それらが半透明なのに対して、ジャスパーは約20%以上の不純物が混入されていて不透明になったものを言います。
この鉱物にみられる赤い斑点は、十字架上のキリストの聖血が碧玉に落ちてできたものと伝承があります。
昔は、この鉱物がエジプトのヘリオポリスでよく採れたために、ヘリオトロープと呼ばれていました。
古代エジプトでは、この鉱物を粉にして蜂蜜に混ぜたものを止血剤として用い、またローマ人はこの石でできた鏡で天体を見たとされています。

 ギリシャ神話 
同じヘリオトロープという植物と共に体をこすると自分の姿が見えなくなるとされ、兵士は傷を受けないお守りとして戦場に持って行ったと言われています。
名称の由来/
条痕/
明度/
光沢/
劈開/
断口/


献身を象徴とし、困難を乗り越える力を授けるとも伝えらえています。
鼻血や出血を止めて血液の病気を治し、その他には傷口を雑菌から守って、流産を防ぐ力があるとされています。

 

2017年5月20日 | カテゴリー :