スピネル



英名/Spinel  和名/尖晶石
硬度/8
産地/スリランカ

MgとAlの酸化鉱物で蛇紋岩や片麻岩、大理石などの変成岩や塩基性火成岩の中に生成します。
等軸晶系に属する八面体結晶や三角板状の双晶(スピネル式)をつくり、他には塊、粒状、緻密な晶癖をもつものもあります。
色は本来のものは無色ですが、含有する鉄、クロム、亜鉛、マンガンなどの作用によって、赤、青、緑、黄、渇、黒など様々な色を表します。
スピネル型の結晶で類質同像の鉱物をスピネルグループと呼んでいます。
古来からよく見られた鉱物ですが、18世紀にその呼び名が決まるまではルビーだとされていました。インドにはルビーにもカースト制を引用して珍重していましたその一番目を除いた三階級はスピネルだったと言われています。

 
名称の由来/ラテン語でとげの意味のspina
条痕/白色
明度/透明、半透明
光沢/ガラス光沢
劈開/なし
断口/貝殻状から不平坦状


様々な方面で新しいエネルギーを生み出し、常に新鮮さを保って明晰な思考でいられるよう導く力があるとされています。
努力、発展、向上を説き、目標に向かって前進を試みようという意欲を湧きたたせてくれるそうです。
古くは風邪や肝臓病の治療に用いられたとされ、体内を活性化して免疫力を高める働きがあるとされています。