オブシディアン



英名/Obsidian 和名/黒輝石
硬度/5
産地/メキシコ

名非晶質の火山質天然ガラスのことを言います。粘性の高い酸性の溶岩が急速に冷えて生成するもので、世界各地の火山地帯から円塊状や破片状、粒状で産出します。
微小針状インクルーションの配列により、ピンク、ゴールド、シルバー、レインボー色など各色のシーン効果をみせます。色は灰、黒、黒地に赤褐色のものが見られます。
また、クリストバライト「方珪石」が円形白色斑としてインクルージョンしたものの、小さいものを「スノーフレーク」、大きく点在するものを「フラワー」と呼んでいます。
旧石器時代から物を切る道具として使われてきました。有史以前から、道具や武器、仮面、宝飾品などに用いられ、この鉱物の破片が非常に鋭いために刀、矢尻、短剣などに形作られました。
プリニウスの「博物誌」やオルフェウスの「リティカ」では、オブシアノス(opsianos)と呼ばれ、各々「鏡として物の影を映す」「松脂にこの石と他の2つのものを混ぜて火の上に撒くと、未来を予言する力をもたらす」と記述されています。

名称の由来/発見者のobsiusの名前
条痕/
明度/半透明ないし不透明
光沢/ガラス光沢
劈開/
断口/貝殻状


感情のバランスを保ち、希望が持てると同時に積極性が発揮されるように導く力がると言われています。
脊柱を正常に保つ働きがある
貧血などの血液の病気
男性の生殖器の病気の治療に用いられたようです。