オニキス


英名/Onyx 和名/黒瑪瑙
硬度/7
産地/インド

名称の由来が、ギリシャ語で爪(縞目)を表す意味のオニクスを起源としている通り、初めは色の違った瑪瑙が交互に縞状になったバンデッド・アゲード(Banded agete)「縞瑪瑙」のことを言っていました。それからはオニクス・アゲート(Onix agate)、つまり灰色の濃淡の直線平行の縞目を持つアゲートに用いられ、さらにサードオニキス(Sardonyx)「赤縞瑪瑙」やブラック・オニキス(blackonyx)「黒瑪瑙」などにも適用されるようになりました。
今では、縞大理石や縞のあるアラゴナイト(Aragonite)「霰石」なども、マーブル・オニキス、メキシカン・オニキスと呼んでいます。最近では、ただ単にオニクスというと黒瑪瑙のブラック・オニクスを指すようになりました。
アラビア鉱物書、博物誌、鉱物書などでは、各々に「印章石として用いる人は心配事を抱え込み、悪夢を見るようになる」「相手に悲しみや恐怖、恐ろしい幻影、さらに論争を引き起こさせる」などと記述されています。

名称の由来/ギリシャ語で爪(縞目)を表す意味のオニクスを起源
条痕/
明度/
光沢/
劈開/
断口/


古代インドやペルシャ、ヘブライ民族間では、「悪霊から身を守る石」とされ肉体の内側に」ある本能を目覚めさせ、運動能力を刺激して、向上させる力があると言われています。
足の病気の
治療に用いられた他に、精神の安定を促して頭髪の悩みを解消する力があるとされています。