クリソプレーズ


英名/Chrysoprase  和名/緑玉髄
硬度/7
産地/オーストラリア

淡緑、黄緑色のカルセドニー「玉髄」を言います。
潜晶質の珪酸で、岩石中の割れ目や空洞の内側に皮殻状や腎臓状、鍾乳状で、また低温鉱脈の脈石として発見されます。
この鉱物が示すアップルグリーン色は含有されているニッケル分の作用による発色で、翡翠によく似ていてオーストラリアが主産地のために、オーストラリアン・ジェードの産業名で販売されています。また、これとは別に緑色に人工着色したカルセドニーのことをクリソフレーズと言い、日本では単にクリンと称してします。
古代ローマ時代からカメオ(浮彫り)を施した指輪やペンダントなどの装身具として用いられていました。
優れた治療薬としても使用されていたとされています。
名称の由来/ギリシャ語で金の意味のchrysosと西洋ねぎの意味のprason
条痕/
明度/透明ないし半透明
光沢/脂光沢
劈開/
断口/


怒りの感情を抑えて極度の緊張を和らげ、希望を持たせて隠れた才能や能力を引き出す力があるとされています。
古くは痛風やてんかんを防ぐ力があるとされ、体内の毒素や老廃物を排除して肝臓の働きを高める効果もあると言われています。

 

2017年5月19日 | カテゴリー :