カーネリアン



英名/Carnelian 和名/紅玉髄
硬度/6.5~7
産地/インド

縞目のない無地のアゲート「瑪瑙」を言います。
岩石の空隙中に層状に沈殿したり、その崩壊によって生じた砂礫中から産出されます。石英の顕微鏡的な結晶が集まって塊状になったカルセドニー「玉髄」の中でも珪酸沈殿の状態で組織に粗密ができて、虹色になったり縞模様になるものをアゲートと呼びます。この鉱物の中に微量に含まれる鉄分の影響で赤、赤橙、帯褐赤色があります。通常産出するときは色が薄く、加熱ると鉄分が酸化されて濃い色になります。
古くから様々な国の人たちの間で使用されてきた鉱物で、紀元前2500年前のメソポタミア、ウル王墓からこの石の首飾りが発掘されたのをはじめ、装飾品や印鑑、印章としてよく用いられ、その有名なものにナポレオンの八角形の印章があります。

名称の由来/ラテン語で肉の意味carnis、新鮮の意味carneolusを語源
条痕/
明度/
光沢/
劈開/
断口/


力強さと勇気を与えるとされ、真実を見分けて自分自身の力を十分に発揮することが可能となり、与えられた仕事も成功に導く力があると言われています。
古くは出血を止める効果があるとされ言われていました。
神経痛や肝臓の病気の治療にも使用されたと伝えられています。