ダイヤモンド



英名/Diamond  和名/金剛石
硬度/10                     結晶の分類/等軸晶系
産地/南アフリカ

万物中の至宝にして宝石の冠たるものですが、成分は純然たる炭素でグラファイト「石塁」と何ら異ならない鉱物です。
砂鉱をなす他に、キンバレー岩と称される角礫状黒雲母橄欖岩中に血赤色のガーネット「柘榴石」などと共産します。
等軸晶系の八面体、十二面体、六面体の基本結晶体とそれらを組み合わせの各種双晶を示したり、結晶面が湾曲したり形状がゆがんだりと多種の形状で産出します。
色は無色を基準として黄、褐色、青、緑、オレンジ、ピンクなどがあります。

最初に発見されたのは2000年以上前のインドだとされ、それがヨーロッパの国々で見られるようになったのはずっと後のことで、従って「アラビア鉱物書」をはじめ数々の文献にある「アダマス」とは単にこの鉱物ではなく、硬い石を指して言ったものだとされています。
名称の由来/万物最高の硬さのために、ギリシャ語で征服し難しいという意味のa(否定辞)+damazein(征服する)
条痕/無
色/透明~灰、黄、青、ピンクなど
光沢/金剛光沢
劈開/八面体に平行な四方向に完全
比重/3.5


永遠の絆、洗浄無垢を象徴とし、不滅、勝利を導く、潜在能力を引き出す、敵に打ち勝つなどの効果があると言われています。
古くは毒を中和して精神錯乱を防ぐ力があるとされ、新陳代謝を活発にして抵抗力を高める働きがあるとされています。