セラフィナイト



英名/Seraphinite  和名/斜緑泥石
硬度/2~2.5
産地/ロシア

研磨すると柔らかいグリーンの地の中に、まるで天使の羽を思わせるシルキーなマーブル模様が浮かぶことから、 セラフィムという熾天使(最高位の天使)を語源とします。ただ、セラフィムの語源はヘブライ語で「燃える」「蛇」であり、この石にはそぐわない名前になっています。セラフィナイトというのは実は流通名で、鉱物的にはクローライト(緑泥石)グループの代表的な石であるクリノクロア(Clinochlore)という鉱物です。
古墳時代には、翡翠の代用品として、玉作りなどに使われたそうです。クリノクロアが葉片状に集まってできたもので、主にロシアのバイカル湖付近で産出されます。
ガーデンクォーツやモスアゲートのインクルージョンの多くが、このクローライト(緑泥石)グループに属するが、見た目からセラフィナイトとの関連をイメージするのは難しいかもしれません。
名称の由来/ギリシア語の傾くklinen と緑色chloros を組み合せ
条痕/
明度/
光沢/
劈開/
断口/


非常に繊細なエネルギーを持つ石で、持ち主に深い安心感を与え、人生に平穏をもたらします。
癒しの石であり、神経を緩め、精神的なイライラや不安等を押さえ、リラックスした状態に導く力があるとされています。

 

2017年5月20日 | カテゴリー :