ラピスラズリ




英名/Lapis lazuli 和名/瑠璃石
硬度/5~5.5
産地/アフガニスタン

 

ラズライト(Lazurite)「青金石」の宝石名で、古来から世界中の人々に珍重されて続けてきた鉱物。また、「群青」「空青」と称され紺青色の貴重な絵の具でもありました。
熱変成を受けた石灰岩中に生成しよくバイライト「黄鉄鉱」やドロマイド「苦灰石」と共産します。
等軸晶系の十二面体か八面体、六面体の結晶を作りますがごく稀に塊状や緻密な晶癖をもちます。
色は特有の紺青色の他に天青色や緑青色があります。
この鉱物は、メソポタミアのウルの墓群からの出土品に見られることから、5000年から6000年の歴史をもつ、最も古い石の一つとされ、世界各地のいたるところで「聖なる石」として用いられてきたと言われています。
特にエジプトでは、普遍的な真理を象徴する最高の力を秘めた護符とされていました。
多くの薬効が認められる石として、崇められたとされています。
日本でも、瑠璃石と呼ばれて、昔から水晶と同様に「幸福のお守り石」として広く人々に愛好され、その効果も多岐にわたって認めらているそうです。

 

名称の由来/ペルシャ語で青色の意味のlazwardと、石の意味のlapis
条痕/淡青色
明度/半透明
光沢/鈍い光沢
劈開/ない
断口/不平坦状


視力を回復させると言われています。
心臓と脈拍の安定を促すと言われています。
甲状腺の不調を改善する力があるといわれています。