英名/Sodalite 和名/方ソーダ石
硬度/5.5~6
産地/ブラジル
ソーダライト・ブルーに属する鉱物で霞石閃長岩のようなソーダ分に富んでいて珪酸に比較的乏しいアルカリ火成岩の初成鉱物して産出します。等軸晶系に属した斜方十二面体の結晶で発見されることもありますが、多くは塊状や同心円状の塊状で見られます。
色は濃青、無色や黄、灰、帯緑、帯赤色があります。
濃青色の塊状石は、同じグループの中の鉱物ラピス・ラリズと平行した歴史をもつ鉱物と言われています。
古代の墓では、本来ラピスラズリがあるべきところにこの鉱物が発見されています。
名称の由来/
条痕/無色、ごく稀に透明
明度/半透明ないし不透明
光沢/ガラス光沢から油脂光沢
劈開/一方向に明瞭
断口/不平坦状から貝殻状
古代エジプトでは「悪霊を祓い、邪悪なものから身を守る石」として崇拝され、僧侶たちの間でよく使用されていたと言われています。
恐怖心や心の混乱を鎮め、強い意志と鋭い直観力にも恵まれるようになると伝えられています。
理性的な行動がとれるよように導く力があるそうです。
古くは眼の病気の治療に用いられたと言われています。
新陳代謝を活発にして解毒作用もあると言われています。